本園は1951年（昭26）、日本での三育教育機関最初の幼稚園として創設されました。以来70年余、神様から与えられた大切ないのちの健やかな育ちを、祈りと共に応援し続けています。
　私たちの園訓は、聖書に示されている「だから、何事でも人々からしてほしいと思うことは、人々にもそのとおりにしなさい。」（マタイ7:12）です。自分のことばかりでなく、誰かの幸せや喜びを届ける存在に成長して欲しいとの願いからです。この「だから」には大切な意味が込められています。それは、私たちひとり一人が神様からいのちを与えられ、愛されている、かけがいの無い存在であり、互いの必要を満たす関係がある、「だから」です。
　三育の子どもたちは、聖書に深く基づいたキリスト教保育や、様々な園活動を通じて、神様から造られた存在として、自分自身のいのちを大切にし、自分以外の人のいのちを大切にすることを学びます。合同礼拝の時間や日毎のお祈りによって、だれかを思いやる祈りの心を養っていきます。異年齢の交わりを重ねることで健康で丈夫な体の土台を作ります。さらにおともだちとの遊びを通じて、よく見て考え工夫するちからを培っていきます。毎日の小さな学びの機会の中で、互いの個性や違いを受け容れ、慈しむことの大切さを体験的に身に着けていきます。
　いかなる時代でも、柔らかな心とゆるぎない拠り所を備えた子どもが必要です。また、世界のどこに置かれたとしても、平和を造り出し、誰かの幸せと喜びを届けられる子どもがもとめられています。
　三育の子どもたちの健やかな育ちと日々に新たな学びの空間を、是非一度ご覧ください。